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キレイと元気をつくる知恵 キレイと元気の基本

きれいな髪を保つための秘訣

髪の毛の黒さはメラニン色素の量によって決まります。
一般的に髪の毛は、根元が一番黒く、毛先に行くにつれ薄くなります。毛髪が外気の影響を受けて酸化されたり、紫外線やシャンプーなどの刺激により少しずつメラニンが破壊されていくからです。

ダメージがひどいと、毛先が枝毛になることもあります。
染めてもいないのに、毛髪が黄色くなったり、若いのに白髪の増える方には、体のどこかに異常があり、メラニンの生成過程に障害が生じている可能性があります。

良質の髪の毛は軟らかく、つやがあります。
つやというのは、髪の毛に十分な潤いがあり、健康である状態を表しています。

弾力のない髪の毛はパサパサしています。
髪の毛が弾力を失う理由は、髪の毛の淡白繊維の構造がしっかりしていないか、または何らかのダメージを受けて、蛋白構造に異変が起こったからです。 栄養がよく、蛋白構造もしっかりしていれば、髪の毛は豊かな弾力を保ちます。

髪の毛は、あなたの栄養状態老化のレベルを映し出しています。
中医学では、毛髪の状態と、腎系統との関連性を特に強調し、
「腎の華は髪の毛にある」
と説きます。
髪の毛の色、つや、弾力などは、腎精を養うことで保たれるのです。
そのため、腎機能が健全であれば、髪の毛の成長も速くなります。

腎の働きは、私たちが老化していく過程において、大きな作用を示します。
幼年期、腎気は充実し始め、髪の毛は速くのびます。
20代になると、腎系統の働きがもっとも盛んになり、髪の毛の成長も最盛期をむかえます。
30代後半になり老化が始まると、腎の働きが弱くなり、髪の毛が抜けだし、白髪も多くなってきます。髪の毛は、腎の活動と密接に関連しているということがわかります。

腎精が充実すれば、髪の毛の発育は正常になり、髪はつやつやと柔らかく、滑らかに見えます。
腎精が不足すれば、髪の毛は抜けやすく、ばさばさしてつやがありません。
髪の毛を美しくするための一番のポイントは、中医学では「補腎」です。

また、髪の毛の栄養分は血液によって補給されるので「髪は血余である」とも言われています。
体内に血液を貯蓄し、流量を調節する重要な器官は肝です。
肝は、気のめぐりと精神活動を調節する役割があるため、肝の働きも髪の毛の質に影響を与えます。
さらに、気(体内のエネルギーと新陳代謝の能力)も髪の毛の潤いに影響を与えています。

中医学では、肺は「薫肌、充身、沢毛(肌に潤い、からだを強く、髪の毛のつやを出す)」の働きがあると考えます。
肺には気を司る機能があり、それが弱くなると、髪の毛がばさばさになってしまいます。
そのため、肺の機能を活性化させ、気のめぐりをよくすることが重要になります。

このようなことから、化粧品や染髪料ばかりに頼るのではなく、内面からの力で美しい髪をつくることが大切だ、ということがわかります。

女性にとって、化粧品は必要不可欠なもの、といっても過言ではないと思います。
毎日毎日、肌に直接つけるものだからこそ、いろんなことに気をつけて使いたい。
私は、化粧品を選び、使うことにこだわりをもっています。

体の中で一番きれいな肌の部分が、利き腕ではないほうの二の腕の裏。
きめこまかくって、すべすべな部分です。
私は、顔の肌とこの二の腕の裏が見た目も、触った感じも同じになるというのが理想だと思っています。
美白だなんだといっても、自分の体の部分の中に見いだせないような肌を目標にするのは、ちょっと違うと思いますし、キレイな肌というのは、どの部分をとっても同じ感触、同じ見た目、つまり、均一な肌でないといけません。

だからまず、あなたの二の腕の裏と、顔の肌を比べてみてください。

触った感触(かさかさしているのか、べたべたしているのか?)
肌色の違い(シミになっていたり、くすんでいたりしていないか?)
きめの細かさ(つまり毛穴が開いていないか、どうか?)
・・・などなど。

現実に目を向けるのはつらいですけど、しっかりと見極めることによって、自分の肌の欠点が見えてきます。
化粧品つまり、スキンケアアイテムは、その欠点を補えるであろうものを探すべきです。

人それぞれ個性があるように、人の肌質もそれぞれです。
どんなに優れた化粧品でも、自分の肌にあわなければ、毒をぬっているのと同じことです。
体は、あわない化粧品には敏感に反応しますので、アレルギーや化粧かぶれを起こしてしまうこともあります。
そこで、今まで使ったことのない化粧品を購入する前に、まずパッチテストをすることをおすすめします。 パッチテストとは化粧品を皮膚に塗って、一定期間おいた後の反応を見る実験のことです。

パッチテストの行い方
1. 二の腕の内側に、1円玉大のテストを行う原料を塗り、キズ用絆創膏(バンドエイドなど)を、24時間貼っておきます。
2. はがした後は、皮膚にかゆみや赤くなるなどの炎症が起こっていないか確認してください。
3. かゆみや炎症がある場合はすみやかに洗い流し、その原料の使用を中止し、捨ててください。

パッチテストで問題がなくても、まだ安心してはダメです。ぬってみて違和感があるものは使わないほうがいいようです。
「慣れればだいじょうぶ!」と、使い続けていると、後にトラブルの原因になることがあるからです。

化粧品の特性や効果は、製品ごとに異なります。トラブルを防ぎ、効果的に使うために、説明書や注意書きをよく読んでから使ってください。
また、品質を保ち、最後まで気持ちよく使うためには、いくつかのお約束があります。

いくら安心で安全な化粧品を選んだからといって、使い方や保存法を間違えたら意味がなくなってしまいます。
ここでは、化粧品を使うときの一般的な注意点をお話しましょう。

1.常に清潔な手や指、用具で扱おう

手の指には雑菌がうようよしています。
化粧品を使う前には必ず石けんで手を洗い、清潔にしましょう。
また、ビンに入っているクリームなどは、直接指でとらないで、スパチュラや綿棒を使ってください。 防腐剤が入っていても、指についた雑菌がクリームの中で繁殖するケースもあります。 使い続けていくうちに、クリームの匂いが変わってきた・・・という経験のある方がいるかと思います。 それは、クリームの中に雑菌が繁殖したからなのです。

化粧水などは、容器の口元に直接手やコットンが触れないように使ってください。クリームと同じ理由からです。

2.容器のキャップやふたは、使用する度にきちんとしめよう

化粧品を使って蓋を閉め忘れ、そのままにしていませんか?
空気の中にも雑菌がたくさんいますので、化粧品の中に入って繁殖することもあります。
気をつけてください。

3.いったん手やコットンにとった化粧品を、容器へ戻すことはやめよう

「ちょっと、たくさんとりすぎた、もったいないから戻しておこう」
そう考えたくなる気持ちはよくわかります。
しかし、一度、手やコットンにとった化粧品を元の瓶に戻すと、その化粧品全体を悪くする原因になります。
結局、もっともったいないことになってしまうのです。

4.使い始めた化粧品は、できるだけ続けて最後まで使おう

これには2つの意味があります。
化粧品というのは、基本的にその一瓶、一本を使い切ることによって、効果がわかるものです。
きちんとした化粧品メーカーではそのように作っています。 肌も、そのくらいの時間をかけないとそのよさを実感できません。
もうひとつは、保存期限の問題。
一般的に、防腐剤(天然であろうと、化学のものであろうと)を使っている化粧品はキチンと保存しておくと、開封前であれば3年間程度の保存期限があります。
しかし、開封して空気などに触れると、その期間が変わってしまいます。
開封をしたあとの保存期限は、化粧品の成分によって違いますので、一概にはいえません。購入するときにしっかり確認してください。
開封後の使用期限が長かったとしても、肌にも、衛生上も一番いいのは、決められた量を守って使い切ることです。

5.使用途中で保管するときは、容器の口のまわりをよくふいて清潔にし、 キャップやふたをキチンとしめておこう

どうしても、使い切れないとか、ほかの化粧品を試してみたくなったときには、使用途中に保管することになります。
そのときの最低条件。キャップや容器の口の周りの余分な化粧品や汚れをキチンとふき取り、蓋をキチンと閉めておくこと、です。

6.直射日光の当たる場所、高温・多湿な場所、温度変化の激しい場所を避けて保管しよう

開封前でも、開封後でも、化粧品というものは温度や湿度に敏感です。
そのため、保管の場所には気をつけなくてはいけません。
温度や湿度が高いと、雑菌の繁殖が盛んになり、化粧品の成分自体に変化が起きることも考えられます。
冷蔵庫に保存する場合の注意点は、出して使ったら、すぐに冷蔵庫にもどすことです。
冷蔵庫に保存しておくと、化粧品を使うたびに外に出すことになります。その時間が長いと、化粧品 は急激な温度の変化に晒され、成分が変わってしまう原因になることもあります。
化粧品メーカーが冷蔵庫保存を指定していないのであれば、陽の当たらない涼しい場所に 保管することをおすすめします。

鏡の前で、きちんと自分の肌と向き合ってください。

今の肌の状態。
これから目差す理想の肌。

それらが見えてきたところで、あなたの5年前の顔、5年後の顔をのぞいてみませんか?
タイムスリップのために、用意するものは手鏡ひとつ、です。

現在の顔
鏡を顔と平行にして持ち、顔全体を見渡してくださいね。
どこのたるみが目立ってみえますか?
頬? 額? フェイスライン? 
肌の質もじっくりチェックして欲しい。

過去の顔
鏡を斜め上45度に構えて見上げてください。
それが5年前のあなたの顔。
フェイスラインのたるみがないし、顔全体に、現在よりも顔全体にハリがあるのでは?
口元や、眉の間のシワもないはず。

未来の顔
鏡を斜め下45度に構えて覗き込んでください。
重力にしたがって、顔の筋肉は全体的に落ちているはずです。
それが、あなたの5年後の顔。

自分の未来の顔に愕然とした方も多いのではないでしょうか?
でも大丈夫。
こんなふうにならないために、毎日のスキンケアを怠らなければ。
今から5年前の顔を目指してお手入れに精を出すと、老化に逆行することも可能なはずです。

薬剤師さんのいるドラッグストアに行っても、相談もせず、独断で薬を選んでいる方を多く見受けます。
また、「そんなんで効くの?」というような無茶な飲み方をしている方も、とっても多いようです。
そこで、市販薬との付き合い方を案内します。

こんな飲み物で薬を飲んではダメ!

コーラやジュースには炭酸が含まれています。それらで薬を飲むと、薬剤の成分が化学変化をおこしてしまうことがあります。
炭酸は胃壁を刺激して、胃酸の分泌を促すため、制酸剤系の薬ですと、その効果がなくなってしまいます。
牛乳で飲むのも、あまりよくありません。牛乳のたんぱく質や脂肪は、薬の成分を変質させてしまう可能性があるからです。
ただし、空腹時に、どうしても解熱剤や鎮痛剤を飲む必要があるときは、牛乳で飲むとたんぱく質や脂肪が胃壁を守ってくれますので、胃が荒れにくくなる利点があります。

カプセル錠はたっぷりの水で飲む

薬には錠剤、カプセル剤、散剤、液剤などいろいろなタイプがあります。
カプセル剤は必ず水と一緒に飲むことをすすめます。
といいますのは、カプセル剤は口の中や食道にひっつきやすいからです。そうなると炎症や潰瘍を起こす危険性が高くなります。
多めの水で飲めば、その心配がなくなります。

漢方薬の正しい飲み方

西洋医学系の薬は食後に飲むものが多いのですが、漢方薬は空腹時に飲むのが基準になっています。
その理由は、漢方薬の原料である生薬(植物、動物、鉱物などを材料とする薬で、それらを生のまま乾燥させたもの)には、吸収率の低いものが多いので、食後など、食べ物が胃に残っている状態で飲むと、ますます吸収が悪くなり、薬の効果が期待できなくなるからです。
また、漢方薬は、水ではなく、白湯で飲んだほうが、よく効く場合が多いのです。
植物のエキスが、水よりも湯に溶けやすいからです。

肌は内臓の鏡

中医学の理論では、肌が内臓と密接な関係を持つことを肌は内臓の鏡といいます。
「肝・心・脾胃・肺・腎」の五臓が乱れたら、肌にはどんな影響があるのでしょうか?
また、その対処法は?

1. 心

「心」の働きが弱くなり、気血が不足すると、肌を潤すことができなくなり、顔色が蒼白になってツヤがなくなります。
中医学で「心の花は顔に咲いている」という通り、いきいきして、血色のいい顔色は、「心」の状態に関わっています。

[対処法]

顔面蒼白、つやがないときにおすすめの食べ物
→竜眼肉、棗、蓮の実、百合

2. 肺

「肺」系統が衰弱すると、皮膚に潤いがなくなり、乾燥します。
中医学では「肺は皮毛をつかさどる」という説があり、肌に最も影響を与える内蔵とされています。肌のバリア機能や肌に栄養を送る気力は、肺系統に関連しており、そこが衰弱すると、十分な栄養が得られなくなり、肌が潤いをなくすのです。

[対処法]

肌にツヤがなく、かさかさしているとき、汗をかきやすいとき、にきび・蕁麻疹ができやすいときにおすすめの食べ物
→朝鮮人参、西洋人参、杏、松の実、百合、梨、枇杷、銀杏

3. 肝

「肝」系統にトラブルが生じると、精神状態が不安定になったり、疲れ目、かすみ目になったりするケースが増えます。 また、爪にツヤがなくなったり、割れやすくなったりします。

[対処法]

肌の色が蒼白、爪には光沢がなく割れやすい、シミ、たるみ、にきびなどができやすいときにおすすめの食べ物
→レバー、ナッツ、竜眼肉、クコ、朝鮮人参、菊花、薄荷、羊の肉

4. 脾胃

「脾胃」は、中医学では、消化吸収機能と密接に関連付けられています。
消化吸収機能が衰えれば、肌、唇、爪などが蒼白になり、体もやせてきます。なかにはむくみの出る方も。
そして、老化のスピードがアップするのです。

[対処法]

顔面蒼白、または黄色っぽい、つやがない、痩せてむくむ、湿疹がでる、などのときにお勧めの食べ物
→朝鮮人参、棗、山薬、山椒、もち米

5. 腎

「腎」系統は泌尿器系の機能だけでなく、生殖、発育をつかさどります。老化のプロセスにかかわる大変重要な器官なのです。
泌尿器系が衰えれば、老化のスピードが速くなり、肌にはしみやしわが増えます。

[対処法]

しわが多い、たるみ、しみ、抜け毛、白髪などにおすすめの食べ物
→黒ゴマ、くるみ、桑の実、にら、えび、牡蠣、羊の肉、クコ、すっぽん

以上が「からだの中から肌を潤す」ための理論です。

美肌をつくり、それを維持するには、化粧品などで表面的なケアをするだけではなく、体の中からケアすることが必要となります。
内臓を強くして体のバランスを取り戻す、など体質そのものの調整や改善に取り組んでください。

[註]中医学で言う「内蔵」とは、「肝・心・脾胃・肺・腎」の「五臓」のことで、西洋医学の心臓や肝臓とは必ずしも一致しません。

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